2016-3-1
「ふきのとう」を使ったレシピ 〜ふき味噌 ころころおにぎり〜
「オチビサン」の漫画にまつわる和食の
レシピを紹介する「オチビの台所」。
本日から連載スタートです!
まずは、このシーンから…。
春もちかいある日のこと、ナゼニが呟きました。
「ふき味噌食べたいなぁ」
ふきのとうは冬の終わり
土の中から、顔をだします。
フキのつぼみであるふきのとうですが
暖かくなると茎がのびて、花が咲き
そうなるとかたくなって、おいしくありません。
収穫できるのは、1年でこの時期だけ。
見つけると春もちかいと微笑ましく思いますが
いざ調理、となると手強くかんじてしまう方も多いのでは?
今日は、オチビサンがナゼニのためにつくった
ふき味噌のレシピをご紹介します。
今の時期、スーパーでも並んでいることも多いので
みなさんも今年はぜひ、眺めるだけでなく
その味もあじわってみてくださいね。
今週のレシピ:ふき味噌ころころおにぎり
ふきのとう味噌の作り方
今回は2種類の味噌で作ります。
材料
■ふきのとう中くらいの大きさ 8~10個
■味噌(合わせ味噌/八丁味噌)大さじ2
■みりん 大さじ1
■砂糖 小さじ1~2
■サラダ油 炒め用適量
ふきのとうを沸かしたお湯で1分程さっと茹でます。 ザルにあげ、冷水に入れてアク抜きをします。 少しくらい苦くても大丈夫な方は1の工程を飛ばしてくださいね。
ポイント
ふきのとうはアクが空気に触れるとすぐに黒ずんでくるので、 刻んだらすぐに炒めてください。
アクが気になる人は水を変えてみてくださいね。
でもこの苦味が’春の味’なので、きゅっと口の中での広がりを楽しんでみてください。
ザルにあげ、水分を切って小さくみじん切りのように刻む。 みりんと味噌は別で混ぜておきます。
フライパンに油をひき、ふきのとうを炒めます。 今回は2種類の味にするので、半分ずつに分けて炒めてください。 油が全体にまわったら、混ぜあわせた味噌をそれぞれ入れて 弱火で練ります。
1分程すると、水分が飛んでねっとりしてくるので、 砂糖を入れて味を調整します。
保存方法
清潔なビンや入れ物で1週間~10日程持ちます。焼きおにぎりにしてもおいしいですよ。
今週の副菜はこちら
◎春をつげる鰆の
き
桜の満開の頃に獲れるサワラを「
」と呼び、サワラを春の使者とも呼びます。
ゆずやレモンの輪切り入りのタレを入れてさっぱりといただきます。
◎菜の花と桜えびのお浸し
いつものお浸しにも一味変化を。
桜えびからお出汁が出て美味しいですよ。
◎さつまいもの甘露煮
レモンと砂糖(またはちみつ)、お水を入れて10分程煮詰めればお弁当に大活躍、簡単常備菜の完成です。
◎切り昆布と人参の含め煮
ごま油で昆布を炒めてお出汁と醤油・酒・みりんで煮含めに。
どんな和献立にも合う万能おかずです。
◎卵焼き
味付けは顆粒だしを入れてふんわりとした塩味に。
つくってくれたのは、このひと
林 綾子(フードディレクター/料理家)
1989年三重生まれ。料理研究家の母の元で、幼少期から様々な料理を作ることを楽しみながら育つ。和食への深い理解と得意のスタイリングをもとに提案する「かわいい和食」はレシピサイトでもランキング上位の常連。自宅でも再現性が高く、どこか懐かしい和食のレシピに定評がある。
関連リンク
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