2015-11-12
オチビサン歳時記 第17回 〜きのこ〜
秋は、きのこのおいしい季節ですね。
きのこ狩りにでも出かけたのでしょうか、
森へ行った翌日、
オチビサンの頭に何やら異変がおきたみたい!?
くいしんぼうのパンくいだけが、うれしそうにしていますよ。
栽培できるきのこ、できないきのこ
きのこは、大きく二つの種類に分けられることをご存知ですか?
一つは「
」とよばれる仲間。マツタケやホンシメジ、トリュフなど、生きている木と共生しているきのこで、これらは栽培することができません。そのため貴重で、値段が高くなります。
もう一つは、「
」。倒れた木や落ち葉にはえ、それらを分解して成長するきのこで、シイタケやヒラタケ、キクラゲなど、私たちが食べている多くのきのこは、この仲間です。人工的に栽培することが可能ですが、もともとは自然の中に生えているきのこなので、天然ものももちろんあります。たとえば天然マイタケはコナラやミズナラなどの木に生えますが、山の奥深くにあって簡単には見つからない幻のきのこ。発見すると、舞い踊って喜んだことから、「舞茸」の名前がついたとも言われているくらいです。
きのこは、それぞれ発生する木がちがいます。マツタケはアカマツと共生し、シイタケはシイノキやクヌギ、ナメコはブナ、エノキタケはエノキなどに発生します。エリンギは日本には自生しませんが、野生のエリンギはエリンジウムというセリ科の植物の根に生えます。 “オチビダケ”は、きっとオチビサンの頭が好みだったのですね。
日本だけで4000~5000種もあるというきのこの仲間。森に出かけて、いろいろなきのこを探してみるのも秋の楽しみですが、シロウト判断で食べるのはとても危険。パンくいのために、オチビダケに毒がないことを祈りましょう。