2016-6-8
初夏の味・そら豆づくしのレシピ 〜外はカリカリ!中はホクホク!その秘訣はビールを入れること?〜
ふわふわベッドに包まれた、つるんとしたそら豆。
オチビが入りたくなる気持ちもわかりますよね。
さやが空に向かって伸びるので、「そら豆」というのはご存知でしたか?
甘くて柔らかくほくほくした味を噛み締めたら、もう夏はすぐそこ。
今週は、初夏を感じさせてくれる翡翠色のレシピを紹介します。
今週のレシピ:そら豆のカリカリ揚げ
ビールをいれることで冷めても外側はカリカリ、中はホクホク!
塩をちょこっとつけて食べば、みんな笑顔になります。
■材料
そら豆 5~8鞘分程度
★ビール 80cc
★小麦粉 50g
★片栗粉 小さじ1
★マヨネーズ 小さじ2
★粉チーズ 大さじ1
そら豆は鞘からだし、1分ほど茹でて薄皮を向いておきます。
★を全て混ぜ、もったりとした衣を作ります。
(もしさらさらしていたら粉を足して調整し、もったりとしすぎていたらビールを足して調整してください。)
2の衣をそら豆にくぐらせ、180度の油でこんがりするまで揚げます。
お好みで岩塩(美味しい塩がおすすめ)やマヨネーズにつけて召し上がれ。
* * *
今週の副菜〜そら豆づくし〜
★そら豆ご飯
下茹でしたそら豆の茹で汁と昆布、酒、塩、米を入れて炊きます。
薄皮を剥いたそら豆は最後の炊きあがり10分で入れ、蒸らします。
★そら豆のポタージュ
下茹でして薄皮をむいたそら豆、コンソメ、玉ねぎ、水200ccを入れて10分ほど煮ます。
ブレンダーやミキサーで撹拌し、最後に牛乳200ccを入れてできあがり。
★焼きそら豆
魚焼きグリルで片面7分ずつ焼きます。フライパンで焼く場合は片面3~5分。
★ナスの揚げびたし
ナスは隠し包丁を入れ、3cm程度の輪切りにし、揚げます。
出汁、醤油、みりん、砂糖をひと煮立ちさせて上からかけて浸し、
3時間ほどで出来上がり。冷蔵庫に入れて冷やしても美味しいです。
台所メモ〜美味しいそら豆の選び方〜
美味しいそら豆を選ぶときは、
さやがきれいな緑色で、均一にふっくらとしていて、弾力のあるものが良いとされています。
傷んで黒ずんでいるものや、張りのないものは避けたほうがよいです。
また、さやから豆を出すと風味が落ちていくので、料理する直前に剥くようにしてくださいね。
そら豆、といえばオチビサンのこの話。
ポキュ、という音がなんともかわいらしいです。
そら豆料理をつくるときは、さやの中のふかふかの感触も楽しんでくださいね!
つくってくれたのは、このひと
林 綾子(フードディレクター/料理家)
1989年三重生まれ。料理研究家の母の元で、幼少期から様々な料理を作ることを楽しみながら育つ。和食への深い理解と得意のスタイリングをもとに提案する「かわいい和食」はレシピサイトでもランキング上位の常連。自宅でも再現性が高く、どこか懐かしい和食のレシピに定評がある。