2017-10-18
和食の旨みを出す秘訣は”出汁”! 〜昆布と鰹節のかんたん合わせ出汁と、すり流しのアレンジレシピ〜
寒さが増してきて鍋が美味しい季節になってきましたね。
今日は基本の出汁についてのレシピです。
忙しいとついつい顆粒だしを使いがちですが、市販の出汁は塩分や糖分が高く、慣れてしまうと本当の「美味しい」がわからなくなる場合も…。
旨味は満足度をアップさせ、料理上手になる第一歩です。簡単なのでぜひ試してみてくださいね。
今週のレシピ:基本の合わせ出汁
材料
水:1000cc
昆布:10g
鰹節:10g(うす削り)
※作りたい出汁の水分に対して1%
①昆布は火にかける前に30分以上水につけておきます。(旨味アップのため!)
②次に鍋に入れてごく弱火でゆっくりと沸騰まで待ちます。(グラグラ揺らさない)
③沸騰したら、昆布を取り出し、一度火を止めます。
④かつお節を入れ、弱火で再び火にかけて1~2分、沸騰してきたら止めます。
⑤ザルにクッキングペーパーを敷き、濾します。
⑥最後は優しく絞って完成。
出汁をつかったアレンジレシピ①:ネギの出汁煮
煮るだけでとろとろになります。七味唐辛子を少しかけるとしっかりおかずに!
①ネギの白い部分、2本分を食べやすい大きさに切ります。
②ネギと出汁をひたひたになるくらいまで入れ、醤油小さじ1、みりん小さじ1を入れて10分煮れば出来上がり。
出汁をつかったアレンジレシピ②:人参のすり流し
材料は、人参1本、塩小さじ1、出汁300cc。
①人参は1本分を乱切りにし、電子レンジで火を通します。600Wで2分、人参がどろっとしたらOKです!
②鍋に人参と出汁、塩を入れ、ブレンダーで滑らかになるまでミキシングします。
③最後に、オリーブオイルをたらしても美味しい!
出汁をつかったアレンジレシピ③:ほうれん草のすり流し
材料は、ほうれん草5束と塩小さじ1、出汁200cc。
①ほうれん草をさっと茹で、1cmほどに切って、同様に塩小さじ1を出汁の入った鍋に入れてブレンダーで混ぜ合わせます。
②最後にゴマを飾って完成。
台所メモ〜すり流しはヘルシーな和食!〜
すり流しはダイエット中の栄養補給や離乳食にもぴったり!
かぼちゃやとうもろこしで作っても美味しいです。
美味しい出汁が取れたらまずはおすまし、おでん、煮物、と和食を堪能してみてくださいね。
オチビは秋、お味噌汁にもこだわっているみたい。
明日はどんな汁物を楽しもうかな。
つくってくれたのは、このひと
林 綾子(フードディレクター/料理家)
1989年三重生まれ。料理研究家の母の元で、幼少期から様々な料理を作ることを楽しみながら育つ。和食への深い理解と得意のスタイリングをもとに提案する「かわいい和食」はレシピサイトでもランキング上位の常連。自宅でも再現性が高く、どこか懐かしい和食のレシピに定評がある。
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